ヤマサキカズラを育てたいと思い、ここ1~2年いろいろな方法を試してみました。結果は「水苔に植えて水上葉として育てる」が増やし方のポイントになります。コップに水を入れて、そこに挿し木をしただけで増えると言われていますが、実は水苔が一番安定しています。
Googleで「水質浄化 水草」で調べているとヤマサキカズラが出てきて、見た目が好きな感じだったので時々購入しては育ててみました。最初の頃は枯らしてしまい、なかなか上手にいきませんでした。しかし、「水苔に植えて水上葉として育てる」を意識すると、簡単に増えていきました。
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ヤマサキカズラはどこで買うべき?
ヤマサキカズラが近所のホームセンターで売っていることはありませんでした。いろいろな系列のホームセンターを回ってみて探してみたのですが、全く売っていません。ネット通販やメルカリで購入するのが一般的なパターンのようです。最初のころは「水上葉」と「水中葉」の違いも分からず、なんとなく購入していました。
- 水上葉:陸上で生える葉。葉が固くなり、色が濃くなる。
- 水中葉:水中で生える葉。葉が柔らかく、色が薄い。
水上葉を購入して、それをそのまま水中に入れると、だいたいが変色してから枯れます。水草によっては枯れて新しい芽や葉(水中葉)が出てきます。生命力が強いと水草だと葉がすぐに生えてきますが、ヤマサキカズラは生えづらい感じがします。しかし、葉がなくても茎だけでも増えるのがヤマサキカズラの強さであり、よさです。ただし、脇芽があると増えやすいので、購入するときは脇芽に注目しましょう。
脇芽以外にもヤマサキカズラを購入するときに、水上葉なのか、水中葉なのか確認するべきです。メルカリで購入するときは、出品者に確認したらいいと思います。オススメは水上葉を購入して、コケが生えたりしない環境でじっくりと成長させるのが初心者には向いています。
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メモ
ヤマサキカズラを購入するときは、水上葉なのか、水中葉なのか確認しましょう。また、脇芽があるものを選びましょう。
では、次は実際の植え方を紹介します。
ヤマサキカズラの植え方
ヤマサキカズラは水槽に入れて、水中で育てようとするとき、根がしっかりとソイルなどに埋まっていると株が大きくなります。砂利や根が埋まっていない状態だとなかなか大きくなりませんでした。根がしっかりと埋まっていることが成長の条件のように感じています。
メモ
ヤマサキカズラは根が埋まっていると植えます。茎だけでも育ち、生命力はつよいです。
何度もチャレンジしてみて分かりましたが、水中に植えようとすると、水槽の掃除の時にヤマサキカズラが抜けてしまうことがありました。だから、しっかりと植える必要があります。根がしっかりと張ると安定してヤマサキカズラが大きくなります。
オススメのヤマサキカズラの植え方は、たっぷりの水苔に植えること。自分の場合は、セブンイレブンのアイスコーヒーのプラスチック容器に水をたくさん吸収した水苔をたっぷりと入れておいて、そこにヤマサキカズラを植え付けます。根がしっかりと張るまでは、お水を足します。水苔が少ないと根がしっかりと張らないことがありました。また、水を足すときも、大きなスポイトを使って、根が動かないようにして、水を足していました。初期段階では水を足すだけにしました。ヤマサキカズラの根が安定してきたら、プラスチック容器内の水を交換できるようになります。ヤマサキカズラを水上葉として大きくしますが、株が大きくなってきてから水中葉にするようにしますが、基本的には水上葉のほうがヤマサキカズラらしさが出ると思います。
メモ
ヤマサキカズラはエアコンの風には弱いので、直接風が当たらないようにしましょう
ヤマサキカズラは生命力が強いので、粘り強く待つことが大事なポイントになります。
ヤマサキカズラは流木に活着する?
アヌビアス・ナナやウィローモスのように流木に活着させるのは難しいです。活着させる方法があれば教えてほしいくらいです。
ヤマサキカズラを流木に活着させるときは、アヌビアス・ナナやウィローモスのように根が活着することはありませんでした。巻き付くという感じが正しいでしょうか…。ヤマサキカズラを糸で結びつけたり、水中用ボンドでくっつけたり、流木に巻き付けていました。鉢植えにして、そのまま水中に沈めるのが管理しやすいです。
今後チャレンジしてみたいこと
今後、チャレンジしてみたいのは、屋外でヤマサキカズラを育てることです。夏場に藻が発生して、ヤマサキカズラが藻だらけになってしまうので、それをどう克服するのかが、現在の課題です。何かいい方法があったら教えてください。
ヤマサキカズラは順調に育ってきています。伸びてきたら、切り戻しをして植え替えています。
【追記】屋外でヤマサキカズラを育てる
室内でヤマサキカズラを安定して増やすことができるようになってきたので、屋外で育てることにチャレンジしてみました。
2カ月前に枯れてしまった茎があったので、それをメダカのいるトロ舟の砂利に挿しておきました。そうしたら、これだけ増えてきました。
こちらは、抜けてしまった茎を挿しておいたら、2カ月程度増えてきました。
これはプラスチック容器に水苔を入れてヤマサキカズラを挿しておいたものが伸びてきたので、メダカのいるトロ舟に入れておきました。こちらも葉が増えてきました。なかなか順調に屋外でも育ってきています。
【追記】屋外でヤマサキカズラを育てる②
10月くらいまでは伸びている感じがありましたが、12月から葉が枯れていき、茎だけになりました。水面に氷ができるほど冷えるので越冬は難しいのかもしれません。また、春頃にどんな風になるかを報告したいと思います。
ちなみに、春にはどうなったかというと、溶けて消えていました。結論として、ヤマサキカズラを屋外で育てるのは無理だと思います。
【追記】室内でヤマサキカズラを育てる①
相変わらず、水苔に植えていますが、ヤマサキカズラは少しずつ大きくなっていきます。葉の色もいい状態に見えます。
リビングに設置している水槽では、ヤマサキカズラがどんどん大きくなっています。